GG-01
FLOUNDER

1952年にグレタ・マグヌッソン・グロスマンによってデザインされた「コーヒーテーブル」(通称:アイロン台)に触発されて誕生したテーブル。原型のユーモラスなエッセンスを継承しつつ、大理石、スチールロッド、木の丸棒を用いて洗練された印象をつくり出しました。特筆すべきは、天板と脚の固定を特注の円盤プレートとマイナスネジを使用して上下で挟み込む構造。脚部の木の変形リングは手作業によるもので、触れるとその断面が完全な正円ではないことがわかります。360度、どの角度から見てもフォルムのうつくしさを感じていただけるはずです。

Size

W.1300 × D.630 × H.380

Material

TOP: MARBLE
BASE: MAPLE & SUS

SPECIFICATIONS
ROOTS
Reinterpreted Works of
Greta Magnusson - Grossman
Sweden (1906 - 1999)
継承されるマグヌッソンの哲学
うつくしいプロポーションと
細部へのまなざし

グレタ・マグヌッソン・グロスマンは1906年にスウェーデンに生まれ、建築・工業デザイン、インテリアデザインの分野で多大な功績を残した人物です。スウェーデンの芸術工芸学校で木工と陶芸を学びましたが、その才能は早期に認知され、1933年のストックホルム工芸協会の家具コンペディションでは女性デザイナーとして初の入賞を果たします。この成功を機にストックホルムに自身の店とワークショップを開設。その後は夫とともにアメリカへ移住。ロサンゼルスで家具と照明のデザイン、さらに住宅建築におけるあらたなキャリアを築き上げました。彼女のデザインは多くのハリウッドスターから支持され、多数の企業から依頼を受けて数多くの作品を残しました。特にカリフォルニアの家具メーカー〈グレン・オブ・カリフォルニア〉での仕事は、彼女のキャリアでもっとも広く知られるものです。EDITORAのテーブルは、ここで生まれた「コーヒーテーブル」(通称:アイロン台)から影響を受けています。

マグヌッソンは、スウェーデンのシンプルで洗練された美学と、アメリカのモダニズムを融合させたデザインを創 出しました。また、男性主導のデザイン業界で成功を収めた数少ない女性デザイナーとしても広く評価されています。

「グラスホッパーランプ」 (1947)

彼女の作品群の中でも最も有名なもののひとつが「グラスホッパーランプ」です。このフロアランプは細い鉄の脚と独特な形状のシェードが特徴。彼女の作品の中でも特に卓越したデザインであり、マグヌッソンの照明デザインの代表作となっています。

「コーヒーテーブル」(通称:アイロン台)に感じられる造形美と「グラスホッパーランプ」に見る細部へのこだわりが、EDITORAのテーブルデザインに反映されています。