CG-01
THE TRI 2P SOFA

数十年使い込まれてクタクタに劣化してもなお深まる愛着。そんな魅力を備えたコルビジェの「LC2」「LC3」から着想を得たソファは、経年変化を楽しむためのアーティファクトです。一見、崩れたような形状は、熟練した職人の手による仕上げ。印象的なカバーリングの表情はマチのない「ひだ寄せ」という技法によるもの。背・アームクッション・座クッションはそれぞれ中材の構成を変えて、最上級の座り心地を追求。バフっとソファに沈み込めば、立ち上がるのをためらうほどの極上な心地です。

Size

W.2100 × D.920 × H. 700
SH.410

Material

FRAME: WB PLATED STEEL
SEAT & BACK: UPHOLSTERY

SPECIFICATIONS
ROOTS
Reinterpreted Works of
Le Corbusier
Switzerland (1887 - 1965)
EDITORAに流れる理念
モダニズムの旗手
ル・コルビジェ

ル・コルビジェは20世紀を代表する建築家であり、都市計画家であり、デザイナーでもあります。本名はシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ=グリ。スイスに生まれましたが、その大半をフランスで過ごしました。彼は芸術学校で建築を学び、名建築 家オーギュスト・ペレの助手を経て、モダニズム建築の象徴とされる「新しい建築の5原則」を掲げました。

建築家としてだけでなく、家具デザインでも名を馳せており、特に「LCシリーズ」は現在でも高く評価されています。なかでも「LC4」シェーズ・ロングは、人間の形状に合わせてデザインされた最初の家具のひとつで、モダンで流線型的なデザインと、快適性と機能性を追求した結果として誕生しました。「家具は家の装置であるべきだ」という考え方にもとづき、そのデザインは空間と調和し、人間の活動を支えるものとされています。また「LC2」や「LC3」というソファも、ル・コルビジェの代表作で、これらもまた彼の家具装置の一部として設計されました。革新的な金属フレームを使用し、建築的で洗練されたうつくしさを体現しており、そのデザインと機能性から、現代のインテリアデザインにおける不朽のクラシックとされています。

「LC4」シェーズ・ロング (1929)

コルビジェの幾何学的で純粋なデザイン、空間と人間の活動への配慮、革新的な構造の利用、人間の体形にフィットした快適さの追求、これらすべてがEDITORAの家具デザインの基礎となっています。モダニズムの理念はEDITORAの中に生き続けています。